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ウェルテル効果とは?上原美優や岡田有希子、HIDEが亡くなった後にメディア報道から来る自殺率の増大

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2019年の5月5日に梅田大丸店の屋上から20代女性が飛び降り自殺を図りました。

50分に及ぶ警察の誘導もむなしくこの方は自殺を図ってしまい、あたりは騒然とする事件となりました。

メディアなどの多くのマスコミはいたにもかかわらず、ニュースなどには大々的には報じられていませんが、その場にいた一般客からSNSにて拡散され、話題となっております。

飛び降り自殺した20代女性の記事は以下になります。

それにしてもメディアが来ていたのに、報道されないのはなぜなのでしょうか?

それには「ウェルテル効果」という聞きなれない言葉と理由があるようです。

ウェルテル効果とは?

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「ウェルテル」は、ゲーテ著の『若きウェルテルの悩み』(1774年)に由来する。本作の主人公、ウェルテルは最終的に自殺をするが、これに影響された若者達が彼と同じ方法で自殺した事象を起源とする。

なお、これが原因となり、いくつかの国家でこの本は発禁処分となった。

ただし、実在の人物のみならず、小説などによるフィクションの自殺も「ウェルテル効果」を起こすか否かについては諸説分かれている


精神科医のJerome A. Motto (1967年) は、「自殺報道の影響で自殺が増える」という仮説を確かめるため、新聞のストライキがあった期間に自殺率が減少するかどうかを調べたが、この仮説はデトロイトでしか証明されなかった上、調査手法における様々な問題点が指摘された。


その後、社会学者のDavid P. Phillips (1974年) は、ニューヨークタイムズの一面に掲載された自殺と、1947年から1967年までの全米の月間自殺統計を比較することで、報道の自殺率に対する影響を証明し、これをウェルテル効果と名づけた。

Phillipsの調査は、

自殺率は報道の後に上がり、その前には上がっていない。

自殺が大きく報道されればされるほど自殺率が上がる。

自殺の記事が手に入りやすい地域ほど自殺率が上がる。

等であり、これらは報道が自殺率へ影響を与えることの証明とされた。
この理論は、その後Ira M. Wasserman(1984年)をはじめとした複数の追試によっても正しいとされた。

またPhillipsは、テレビにおける自殺報道にも同様の効果があるとしている。

その後、報道が影響を与えるのは「自殺率そのもの」ではなく、検死官が自殺と判断するか否かである、との説も提示されたが、Phillipsはこれに対して、検死官の判断により自殺者数が増えるのであれば、その増加分だけ事故死や殺人などの「自殺以外の死亡者数」が報道後に減少するはずだが、統計上そうはなっていない、と反証している。


また、自殺者は報道があってもなくてもいずれ自殺した、報道は単にその「実行時期」を早めたに過ぎないのではないか、との意見に対し、Phillipsは、仮にそうだとすれば報道直後に自殺数が増えた分、それ以降は数が減ってなければならないはずだが、統計上はそのようになっていない、と反証している。

引用:ウィキペディア

潜在的に自殺願望を持っているもこれにあてはまると思います。

自殺願望者達がメディアなど身近な所に出てくると、自分もその衝動にかられるのだと思います。

また、影響力が大きければ大きいほど、人物や内容も含めてウェルテル効果も大きくなると言われています。

なので、今回の一般人のいる中、自殺を図った(即死)かたの報道は自粛されたのですね。

※こういう事もあるので、今回の飛び降り自殺に関しては本当に面白半分で拡散しないで欲しいです。

この様な知識も得ていただいて、次の犠牲者や自殺願望者への衝動を誘導させる様なことは本当に行わないでいただきますようにお願い致します。

いまでこそ、報道陣が自粛する世の中になっていますが、一昔前では、当たり前のように報道され、ウェルテル効果を発揮し、あと追い自殺を図る騒動が多々ありました。

有名人が亡くなったときもありましたので、参考までに例をあげさせてもらいました。

上原美優さんの場合

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プロフィールは省略させていいただきます。死因から発生しているウェルテル効果は以下になります。


2011年5月11日午後11時頃、東京都目黒区のマンション自室で交際中の一般男性と過ごしていたが、「2時間ほど一人にしてほしい」と男性を外出させたという。

その後、外出先の男性の携帯電話に死をほのめかす電子メールが送られ、折り返し電話をかけても上原が出なかったため、男性が上原の自宅に向かったところ、上原が自室のドアにスカーフとベルトで首を吊っており、5月12日午前3時37分に病院で死亡が確認された。葬儀は上原本人の地元の種子島で同年5月15日に行われた。

また、所持品の手帳には「お母さんが死んで辛い。このままのスタイルで仕事して先行きどうなるか」というメモが残されていたという。

上原の父親は種子島の実家で取材に応じ、亡くなる前日の午前中、「もう種子島に帰りたい、お母さんのところに行きたい」と電話をかけてきたため、慰めつつ故郷に帰ってくるよう促したところ、その日の夜には元気を取り戻したかのような電話を再びかけてきていたことを明かした。

上原の遺体は遺族により、飛行機で鹿児島市内に搬送されたのち、フェリーで故郷種子島に搬送された。

上原の通夜は5月14日の夜に葬儀は親族・近親者のみの密葬でそれぞれ行われ、芸能関係者の参列・供花は辞退した[

自死者数が1日平均82人だったのが、上原の死後1週間は平均124人となった。20 – 30代の女性が目立ち、内閣府参与でNPO自殺対策支援センター ライフリンク代表の清水康之はウェルテル効果の発生を指摘した[

男性より、女性が多かったのですね。このケースはファンが自殺された。と言うより、上原美優さんの状況による無念さが潜在的に自殺願望を持っている女性たちが反応してしまったのかもしれませんね。

同じようなつらい状況の女性が誘発されたのかもしれません。

それにしても1週間40人以上も自殺者が増えたと言うのは、少なからずともウェルテル効果が発揮しているとも思われます。

岡田有希子の場合

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上記と同様、プロフィールは省略させていただきます。


1986年4月8日、事件の直後に現場へ駆けつけた報知新聞記者・細貝武と芸能リポーター・梨元勝の取材に対し、サンミュージック専務・福田時雄は、「岡田が何に悩んでいたかは分からないが、感情の起伏が激しい子だった」と答えている。


その一方で朝日新聞は、担当者がみな岡田のことを知らなかったため、自殺未遂発覚の時点では記事にしない予定であった。

同日夜に放送された報道番組『ニュースステーション』(テレビ朝日系列)では、岡田の死については一切触れず、番組終了時にメインキャスターの久米宏が「連鎖反応を起こす心配があるので、今日は自殺の報道を控えました」とコメントしている。


明けて4月9日、全ての放送局のワイドショー番組で事件が大々的に取り上げられた。

報道番組やワイドショーは、現場に横たわった生々しい遺体を撮影したり、動画をテレビのワイドショーで放送するなどしたため、視聴者に衝撃を与えた。

ウェルテル効果とみられ、後に「ユッコ・シンドローム」とも呼ばれる若者の相次ぐ自殺が、この頃から顕著となる。


自殺した10代の青少年の総数は、同年4月だけで前年の倍以上の114人、同年全体では前年の44%増の799人に達していた。自殺した少年少女の6割が女性で、しかもその多くが有希子と同じ高いビルからの飛び降り自殺だった。

 飛び降り自殺は、それまでは「男性の自殺法」とされていたが、少女たちの多くが飛び降り自殺を選んでいた。有希子の影響が、いかに大きかったかを物語っている。

少女たちにとって、自殺という暗い悲壮感はなく、むしろ「運命をともにして飛翔(ひしょう)した」と表現するのが近いであろう。それだけ有希子の存在は大きくまた身近だった。

引用:クールスーザン

ファンが後追い自殺をするというより、その方の影響力がいかに高いかの話から、似たような境遇や同じように自殺をしようと思ってしまうのかもしれません。

それにしても、男性より女性のほうが自殺を図る傾向があるようにも思えてしまいます。

これは調べていないので、はっきりわかりませんが、男性は自殺をするほど度胸がないようにもおもえます。女性のほうが自殺に関しては特に極限の感情になり、なりふり構わず行動をとってしまうのかもしれません。

XJAPANのHIDEの場合

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筆者も大好きなHIDEの話題をするのも少し抵抗がありますが、少しでもウェルテル効果を知っていただきたいし、面白半分で自殺を誘導して欲しくないので、書かせていただきました。


hideの遺体は5月3日に東京都中央区築地の築地本願寺に安置された。

夕方、YOSHIKIがロサンゼルスから帰国し成田空港から築地本願寺に直行。

YOSHIKIは最初これを「悪い冗談じゃないか」とも思っていたが、飛行機の中での正式な報道を見た瞬間に現実であることを受け入れ号泣したという。


翌5月4日、週が明け本格的にワイドショーなどで大々的に取り上げられる。築地本願寺にファンが集まり始め、その数は5万人規模となる。夕方にYOSHIKIが寺の正面に姿を現し、報道陣を前にメッセージを発表した。


5月5日には、関係者のみ300人を集め密葬がとり行われた。その間もファンは絶え間無く押し寄せ、その数は数千人にもふくれ上がった。

また、疲労と心労が重なったファンが次々と倒れ、救急車で病院に搬送された。さらに、「hideが自殺」と報道されていたためにファンの後追い自殺が築地本願寺境内をはじめ全国で相次いだ

そのため、翌日には警視庁の要請でX JAPANのメンバーが記者会見を開き、自殺を思いとどまるように訴えた。

引用:ウィキペディア

この事件はかなり大々的に報道されたのを記憶しています。霊柩車が通るところに多くのファンが押し寄せて警備員も多数で大変な騒ぎとなりました。

推定ですが、後追いの自殺は60人にも及ぶとも言われています。

ちなみにHIDEが亡くなったその日に漫画家「ねこぢる」さん(本名:橋口千代美さん)も同じ方法で自殺を図っていると言うのも話題になりました。

メディアを通じて少なからず影響はある。

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自殺をしたくても出来ない。と思う潜在願望者達からすると、メディアに大きく取り上げられることはむしろ、自殺することを勇気付けられる。

自分の死は無駄じゃない、メディアがちゃんと自分の死を報じてくれる。

と思う人たちもかなりいると言うことが過去の出来事で分っていただけるかと思います。

近年、SNSで個人が発信することが当たり前となった時代になり、まさに自分が自殺の背中を押してあげることを行っている事を発信しているかもしれない。

それを常に考え、これ以上、無駄な犠牲を産まないようにしていただきたいものです。