4月22日の「とくダネ」に新生活習慣病の逆流性食道炎の話が取り上げれました。
と、言うものの、新生活習慣病?逆流性食道炎?などと聞きなれない言葉だと思います。
とくダネをご覧になれなかった方や、この習慣病、病名に興味をもたれた方の為にスッキリ解説いたします。
新生活習慣病とは?
新生活習慣病のちゃんとした定義はまだ定まっていない様にも思えますが、ネット依存によるブルーライトの影響や、食生活による腸内フローラの減少など様々な説があがり始めていますが、多くの当てはまる要因として座りすぎが原因で運動不足を引き起こしているとの発表がありました。
デスクワークやカフェでスマホや音楽を聴くなど、動かずに仕事や楽しめることが増えていく近年ですが、様々な病気を引き起こす原因にもなり、なかでも逆流性食道炎に 方が多いとのことです。
今回はその、逆流性食道炎についても解説していきたいと思います。夜食性症候群の記事はこちらから
逆流性食道炎とは?どの様な症状?
日本調剤より引用
胸やけ
みぞおちから胸の下にかけて、焼けつくような、しみるような違和感がある。
胃もたれ
食べた物がいつまでも未消化で残り、もたれたような感じがする。
胸が痛い
胸が締めつけられたような強い痛みを感じることがある。
お腹が張る
便秘でもないのに、お腹がパンパンに張ったような感じがする。
耳の違和感
耳の奥のあたりに痛みを感じたり、ときには耳鳴りがすることがある。
声がかすれる
声がかすれたり、言葉のすべりが悪くなったり、高い声が出にくくなったりする。
せきが出る
急にせき込んだり、しつこいせきが続いたり、気管支炎のような症状が出る。
のどの違和感
のどに痛みを感じたり、イガイガしたり、食べ物を飲み込みにくく感じたりする。
呑酸・げっぷ
すっぱい胃酸が口の中にこみあげてきたり、げっぷが頻繁に起こったりする。
たくさんの症状がありますね。私は気管支炎のような症状が続いたりする時がたまにあるので、ひょっとするとそうなのかもしれません。
げっぷや、胃もたれなどのささいなことでも、この逆流性食道炎に当てはまります。。
若い人でもなる?原因などは何?
若い人に逆流性食道炎が起こる原因の一つは、「便秘」によって腹圧が高まることです。お腹が張っている時、胃は腸からの圧迫を受け、食道への逆流が起こりやすい状況になるのです。常習性便秘症の人の約10%に逆流性食道炎が見られ、慢性的な便秘によって常にお腹が張った状態になると、若い人でも逆流性食道炎が起こりやすいことがわかっています。
サワイ健康推進課より引用
また、脂肪分の多い食事をすると、十二指腸からコレシストキニンというホルモンが分泌され、下部食道括約筋がゆるんだり、胃酸が増えたりします。これは、脂肪がほかの栄養素に比べて消化に負担がかかるからです。そのため、脂肪分の多い食事を好んで食べる人にも、逆流性食道炎が起こりやすくなります。
主に若い方の症状として「便秘」が多い傾向にあたるみたいです。それもスマホなど動かなくても楽しめるものが増えた為に、運動不足を引き起こしているようです。
逆流性食道炎になりやすい食べ物は?
一般的に健康を考えた食生活を送っている方はこの様な新生活習慣病や今までの生活習慣病にはなりにくいかと思いますが、最近では特に多食化が進み、日本人古来の和食や肉だけではなく、魚を食べる方がかなり減ってきていると思われます。
逆流性食道炎になりやすい食べ物もあるようです。以下に一覧を載せました。
- 穀物・じゃがいも、さといも、もちごめ、玄米、ラーメン
- さかな類・脂がのっている魚(うなぎやハラスなど)
- 肉類・ハム、ベーコン、ウインナー、脂の多い場所
- 卵類・魚卵
- 乳製品・チーズ、生クリーム
- 野菜・香りの強い野菜(フキ、ウド、ごぼう、せり、にら、みょうが)
- 果物・レモン・干したくだもの
- そのた・ラード、甘みの強い和菓子、チョコレート、コーヒー、栄養ドリンク、香辛料、たばこ、お酒(特に白ワイン)
以上はなりやすい食べ物ですが、食べたからといって、逆流性食道炎になるかといえば、そうではありません。バランスのいい食生活の中ではいっている分には特に問題ないのですが、上の欄のものをいつも食べているなどがあれば注意が必要です。
特に高カロリーな食べ物も含まれていますが、単純に肥満の要因にもなります。肥満になると動脈硬化が進み、血管が詰まるなの病気になることだって大いにあると思います。
最後に
最終的には新生活習慣病や生活習慣病の対策として、一番の近道は適度な運動と適度な食生活だと思います。当たり前な事を言ってるな。と思われますが、その当たり前な事が中々できなくなっている世の中だからこそ、その様な病名が出てくると思いますし、意識しながら行うと良いと思います。
特に若い方などは、少しの改善で良くなる位、免疫や代謝もいいので、積極的に行ってもらえると幸いです。