大阪府の百舌鳥古市古墳群が世界遺産の登録をイコモスが勧告をしました。
大阪府では既にお祭り騒ぎとなっており、国内でも大きく騒がれていて話題となっていましたので、詳細をまとめました。
大阪府で初。日本で何番目の世界遺産?いつから登録される?
引用:TBSニュース
大阪府にある「百舌鳥・古市古墳群」。世界遺産に登録される見通しとなり、地元は喜びにわいています。
大阪で初めての世界遺産誕生の見通しに、市民らが号外を配り、古墳型のコンニャクもふるまわれました。
「百舌鳥・古市古墳群」。4世紀後半から5世紀後半にかけて造られた49の古墳で構成されていて、墓によって権力を象徴した歴史を物語っています。ユネスコの諮問機関「イコモス」が去年9月に行なった現地調査などの結果、世界遺産への登録が適当とする勧告をまとめました。来月30日からアゼルバイジャンで開かれる世界遺産委員会で、正式に登録が決定する見通しです。
「百舌鳥・古市古墳群」はこれまでも世界遺産登録を目指してきましたが、国内予選で3回落選してきました。
当時、誰よりも悔しがっていたのが・・・
「私にとっては、この古墳群が世界遺産になっていないということ自体がおかしいんで」(堺市のPRキャラクター ハニワ課長)
大阪初の世界遺産になる見通しとなった「百舌鳥・古市古墳群」。その名の通り、2つのエリアに分けられます。大阪湾に面した「百舌鳥エリア」、そして、およそ10キロ東に「古市エリア」があり、いずれも半径およそ2キロの範囲に、大小さまざまな古墳が密集しています。中でもひときわ目を引くのが、大阪・堺市にある「仁徳天皇陵古墳」です。長さおよそ500メートル。エジプトのクフ王のピラミッドや中国の始皇帝陵と肩を並べ、「世界三大墳墓」に数えられているのです。
世界遺産を目指し、これまで3回名乗りを上げてきましたが、いずれも国内予選で敗退。“4度目の正直”に、堺市のPRキャラクター「ハニワ課長」は・・・
「ただただ感無量でした、言葉に表せない、土器だけにドキドキして過ごしてきました」( 堺市のPRキャラクター ハニワ課長)
「念願がやっとかなって、夢のようでございます。(Q.どれくらい応援してきた)1600年」(堺市民)
「49基全て記載であるという勧告をいただき、また特段の問題となる留保もいただかなかったということで、点数にすれば満点だと」(柴山昌彦文科相)
無事登録されれば、日本の世界文化遺産としては19件目となります。(
日本の世界文化遺産は19件目になるのですね。その他の世界遺産リストは下記にまとめました。
まだ予定とのことですが、ユネスコの機関である「イコモス」から世界遺産に当たるよ。とお墨付きをもらえたのですから、そりゃもう世界遺産になったも同然な事なのでしょうね。
ハニワ課長はちょうど引退を宣言したばかりとの事ですが、今後はまだ活躍をされていくのでしょうか。
古墳の場所や上空写真
住所は「大阪府堺市北区百舌鳥西之町2丁目3-357-1」です。上にある大きな古墳が仁徳天皇の古墳ですね、そのほかにも沢山古墳があり、それらも世界遺産として登録されるとの事です。
近隣に百舌鳥駅もありますので、電車で行かれて探索されてもいいかもしれません。
日本の世界遺産リスト
1993年12月 | 奈良県・法隆寺地域の仏教建造物 |
1993年12月 | 兵庫県・姫路城 |
1994年12月 | 京都府、滋賀県・古都京都の文化財(上賀茂、下鴨神社など |
1995年12月 | 岐阜県、富山県・白川郷・五箇山の合掌作り集落 |
1996年12月 | 広島県・原爆ドーム |
1996年12月 | 広島県・巌島神社 |
1998年12月 | 奈良県・古都奈良の文化財(神社や奈良公園など) |
1999年12月 | 栃木県・日光の社寺 |
2000年12月 | 沖縄県・琉球王国のグスクと関係する遺産 |
2004年7月 | 奈良、和歌山、三重県・紀伊山地の霊場と参詣道 |
2007年6月 | 島根県・石見銀山遺跡と景色 |
2011年6月 | 岩手県・平泉、仏国土(浄土)を表現している建築物や庭や遺跡 |
2013年6月 | 山梨、静岡県・富士山 |
2014年6月 | 群馬県・富岡製糸場と管営工場 |
2015年7月 | 静岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口、岩手、静岡県 明治時代の産業革命時代の遺産23施設 軍艦島や三菱長崎造船所、八幡製鉄所など |
2016年7月 | 東京都・国立西洋美術館にある、ル・コルビュジエの建築物 |
2017年7月 | 福岡県・宗像(むなかた)大社、沖ノ島と関連遺産群 |
2018年6月 | 長崎、熊本県、キリシタン関係の遺産 天草の崎津集落、大浦天主堂、原城跡など |
2019年6月or 7月 | 大阪府・百舌鳥・古市古墳群(仁徳天皇陵) |
遺跡や歴史的建造物が世界遺産になるのですね。
それにしても産業革命時代の建造物なども世界遺産に認定されているとは知らなかったです。
近年では6月や7月の世界遺産認定が多いのが特徴なので、あと1ヶ月もすれば正式にわかってくるかと思います。
前回の落選理由
今迄に実は3度も落選しており、今回の4度目の2017年にやっと推薦まで進めたとの事です。
以前は87基もの量をリストに載せていたとの事です。そこから少しづつ残す古墳の選定などを絞り世界遺産まで進んだのですね。
裏を返すと、まだ貴重な古墳が残っているということですよね。
これを機に他の古墳も巡るツアーなども増えるかもしれませんね。
世間の反応や声など
最後に
最近は穏やかではないニュースが多かったですが、このような嬉しい話もあるのがうれしく思います。
世界遺産認定時にはテロなど困る人が出てこない事を願います。