新しい新幹線と言えば「はやぶさ」のイメージですが、運行開始された日が2011年、もう8年も経っているのですね。
そんな新幹線ですが昨年から開発を公開されたとのことで話題となり、いままで先頭と最後尾の車両のみの公開でしたが、5月9日に試験車両として公開されましたので現在わかる内容をまとめました。
開発費はとんでもない価格に
新型新幹線の試験車両「アルファエックス」は川崎工業と日立製造所が製造を任されています。ちなみに川崎工業が1~6号車の前側、日立製蔵所が7~10号車の製造しているとのことです。
その制作費はなんと100億円。
と言うのも、今回の新幹線は前後で「鼻」の長さが違う上に新しい技術の開発などを盛り込んでいるとの事で、そのあたりの全体の金額なのでしょう。
実際、完成されて量産されるときにはもっと安くなっているのでしょうけど、試作で使われる製作物は特注扱いになる為、その為に材料を調達したり、専用の機械を用意することなどもあります。
そのあたりの金額が入っているのでしょうけど、これから試験的に運転や調整するとなると、更に金額がかさんでいくのだと思われます。
「鼻」長さが違う?
現在の開発車両では前側の1号車が約16メートル、後ろ側の10号車は約22メートルと長さの違いがあります。後ろ側の10号車両はほぼ鼻のみとなっています。
それには理由があり、1号車は東京方面をとして、10号車は新青森方面を想定しているとのことで、「トンネル」に入るときの圧力を防ぐ効果を考えているとのことです。それによりスピードの違いや騒音を軽減させようと試みているとのことです。
時速400kmを目指している
画像を見るとほぼ鼻ですね。上記で記載しました、トンネル進入時の圧力波を抑えれるかを調べるためとのことです。
そして今回は「ネコミミ」と言われていた、非常用の空力ブレーキも備わっているとのことです。
これは車両の上から板を上げて空気抵抗を上げてスピードを下げていく装置とのことです。これだけ、空気抵抗が無さそうな車両だと、その板だけでも減速が期待できそうですが、耐久性も問われると思います。
400km/hの最高速度にかかる空気抵抗を抑えるとなると相当の負担がかかりそうですよね。
また、将来自動運転を想定した上での車両制御の技術開発も行われいるとの事ですが、こちらのほうはまだまだ時間がかかりそうですね。
いつごろ実用化される?

アルファエックスを使った走行の試験運転は2022年3月までとのことで、約3年間でしょうか。
その間は、普段列車が通っていない夜に試験を行う予定で、仙台市内~新青森間の区間で行われるとのことです。
また、最高360km/hの走行試験と別になんと最高速度400km/hの試験も何回か行われるとのことでした。
この試験結果を元にしながら同時進行で現在、北海道新幹線が札幌駅まで延伸される2030年度までに営業車両を開発するとのことです。
世間の声は
最後に
かっこいい!との声がかなりありましたが鼻がやはり長い。と言う声もおおかったです笑
ただ、空気抵抗を考えるとこのようになっていくのですね。
試験もうまくいって、早く実用化されるといいですね。